Event planningイベント企画

結ひの会

第一回 光と闇の移ろいを唄ふ

結ひの会
柔らかな光が障子を透かし、蝋燭の揺らぎが仄かに灯る日本古来の家屋は “あはひ” を大切にする日々の暮らしの 中で日本情緒が紡ぎ出されて行きました。
この度[結ひの会]の始めに山口・萩の歴史を刻んできた二つの家屋で、昼と夕ざりの二つの刻を舞台として、光と闇にうつろふひとときを西松布咏師による三味線と忘憶の聲を聴くことになりました。


【プログラム】
唄と三味線 西松布咏

令和7年 5月24日(土)菊屋家住宅大広間
17時〜 「夕ざりに聴く面影の聲」
 端唄: 夕暮れ 、 有明 、 忍ぶ恋路
 小唄: 五月雨に池 、 あじさい 、 髪結新三 、 薄雲太夫 、 一日を
 新内小唄: 夢の柳橋 、 にごりえ
 上方唄: いざや
 地唄: 黒髪

終演後~ 「余韻を味わう灯の一献」
 ささやかですが、山口の地酒と肴をお膳で供します。
 演奏後の歓談のひとときを宵闇と共に味わえたらと存じます。


令和7年5月25日(日)熊谷美術館
14時〜 「ニュアンスを楽しむ 三味線と唄」
 端唄: あじさいの 、 空ほの暗き 、 宇治茶 、 きりぎりす
 小唄: 浮気同士 、 晴れて雲間 、 様は山谷 、 勝名のり
 創作: 束の間
 富本: 遠く松魚売り 、 松魚売勇商人


【出演者プロフィール】
西松 布咏 (にしまつ ふえい)
 「美紗の会」「己紗の聲」主宰。
6歳より長唄・三味線の手ほどきを受け、小唄・端唄・新内・富本節・作詞作曲の修行をする。
西松文一師に見出され地唄を習得し「布咏」の名で地唄舞の地方の傍ら、異ジャンルの音楽や詩、美術との融合に 挑み新たな可能性を探る「ニュアンスの会」を国内外で展開。
現在は東京・白金台を拠点に後進の育成に努めながら、江戸中期の古曲から自作の現代曲まで「三味線と聲」に関わる演奏活動をしている。

【西松布咏氏から「結ひの会」発会に寄せて】
 三味線は永禄年間に東アジアからシルクロードを経て大阪堺港から伝来し、琵琶法師や遊女により庶民の間で流行し、やがてさまざまに形を変え、日本の代表的な楽器となり、江戸時代に隆盛を極めました。
このたびは場と音と人の結びを新しい感覚で蘇らせる企画「結ひの会」発足にあたり、歴史ある萩の日本家屋の座敷でさまざまな三味線と唄の響を聴いていただきたいと思います。


企画 株式会社桜雲洞
  • 開催日
    令和7年5月24日(土)・25日(日)
    5月24日(土)
    菊谷家住宅大広間にて、17時開演(16時開場)

    5月25日(日)
    熊谷美術館にて、14時開演(13時開場)
  • 会場
    菊屋家住宅〈重要文化財〉
    (山口県萩市呉服町1丁目1)
    菊屋家は萩藩の御用商人として藩を支えた豪商。屋敷は幕府巡見使の宿として本陣にあてられ、藩の賓客をもてなす迎賓館の役割も担った。

    熊谷美術館〈重要文化財〉
    (山口県萩市今魚店町47)
    熊谷家は問屋と金融、仲買、製塩を業とし、萩藩御用達として栄えた豪商。ドイツ人医師シーボルトから贈られた日本に残る最古のピアノも所蔵する。
    GoogleMap
    菊屋家住宅 0838-22-0005  /  熊谷美術館 0838-25-5535
  • 料金
    5月24日: 9,000円 (お飲み物代込)
    5月25日: 4,000円
    通し券: 12,000円 (24日のお飲み物代込)
    ※24日の単日券、ならびに24日・25日通し券は完売しました。
     25日の単日券は引き続き販売しております。
  • 定員
    5月24日: 25名様 (事前予約制)
    5月25日: 50名様 (事前予約制)
  • 協力
    公益財団法人 菊谷家住宅保存会
    公益財団法人 熊谷美術館
このイベントのお問い合わせは
株式会社桜雲洞
○公式LINE
 https://lin.ee/YFWKlYM
○Mail
 info@ounto.jp
○TEL / FAX
 0834-22-2331